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高齢者の塗り絵に合う色鉛筆は?握力・老眼・削る手間で選ぶ

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商品の仕様は、2026年10月11日にメーカーの公式ページで確認しました。価格は書いていません。リンク先で確認してください。

結論:困っていることで選ぶ

高齢の方の「困りごと」と、合う色鉛筆の形
困っていること選ぶ形この記事の候補
細い軸がつまみにくい太い三角の軸さんかくクーピー/くもん こどもいろえんぴつ
削るのがしんどい・芯がよく折れる軸ぜんぶが芯(全芯)クーピーペンシル(さんかくも全芯)
力が入りすぎて折ってしまう芯を紙で巻いた丈夫な作りポンキーペンシル
はみ出すと手が止まる消しゴムで消せるクーピーペンシル
握るのは平気で、色を多く使いたい24色以上の標準の軸トンボ 色鉛筆NQ

1位は決めていません。表の並びは困りごとの順で、商品の優劣ではありません。

握る力に問題がなく、重ね塗りやグラデーションを本格的に楽しみたい方は、色鉛筆おすすめの「大人・本格派」の節のほうが合います。

この記事の使用経験について

運営者が家庭で主に使ってきたのは、トンボの色鉛筆です。

この記事は、メーカーが公表している仕様をもとに「どんな困りごとに合う作りか」を整理したものです。使い心地の点数は付けていません。

選ぶ順番は「握りやすさ → 削る手間 → 色数」

高齢の方が色鉛筆でつまずく所は、主に3つです。細い軸をつまみ続けるのがつらい。芯が折れて、削り直すのがしんどい。似た色が見分けにくい。

この3つは、色数を増やしても解決しません。そこで、先に「握りやすいか」、次に「削る回数が少ないか」を見て、色数は最後に決めます。

細い色鉛筆をつまむ年配の手、先が折れた色鉛筆と鉛筆削り、似た緑色の色鉛筆と老眼鏡を横に並べたイラスト
左から「握る(細い軸をつまみ続けるのがつらい)」「削る(芯が折れて削り直すのがしんどい)」「見る(似た色が見分けにくい)」の3つのつまずき。説明用のイラストです
管理人

色鉛筆を替える前に、手が痛いときは休むのが先です。痛みやしびれが続くときは、医療機関やリハビリの専門職に相談してください。

5商品の仕様を公式ページで並べた表(2026年10月11日確認)

高齢の方に合いそうな作りの5つを、メーカーの公式ページだけで比べました。公式に書かれていない所は「記載なし」としています。軸の直径(mm)は、どのメーカーも数字を出していないため載せていません。

高齢の方向けに見る5商品の公式仕様
商品軸の形芯の作りセットの色数1本ずつ買えるか削り
さんかくクーピーペンシル(サクラクレパス)三角形の太い軸全部が芯8色・12色記載なし記載なし
こどもいろえんぴつ SE-23(くもん出版)太めの三角形。長さ12cm記載なし6色記載なし専用の削りが必要
クーピーペンシル(サクラクレパス)単色の本体寸法は縦8mm・横119mm軸全体が芯単色のほか12〜60色あり径に合わせた専用削りあり
ポンキーペンシル(三菱鉛筆)記載なし芯に紙ロール加工(丈夫巻)12色ありケースに削り器つき
色鉛筆NQ(トンボ鉛筆)丸軸記載なし12・24・36色単色は12本入り記載なし

出典(2026年10月11日確認):サクラクレパス さんかくクーピーペンシル12色/くもん出版 こどもいろえんぴつ/サクラクレパス クーピーペンシル・クーピーペンシル(単色)/三菱鉛筆 ポンキーペンシル/トンボ鉛筆 色鉛筆NQ。表は各ページの記載を運営者がまとめたものです。

表で見落としやすい点が1つあります。ポンキーペンシルは「全芯」ではありません。三菱鉛筆の公式ページでは、芯に紙ロール加工の「丈夫巻」をほどこした作りと説明されています。

つまみにくいなら、太い三角の軸(さんかくクーピー・くもん)

細い軸は、指先でつまむ力が要ります。メーカーは太い三角の軸を、力の弱い子でも持ちやすい形として説明しています。ここで紹介する2つは、どちらも子ども向けの商品です。

さんかくクーピーペンシル(サクラクレパス)

メーカーの説明では、2〜3歳の小さな手に合わせた太さの三角軸です。全部が芯なので、折れにくいとされています。消しゴムで消せる点も、ふつうのクーピーと同じです。

太さと全芯の両方を持つのは、この記事の5つの中ではさんかくクーピーだけです。「つまみにくい」と「削るのがしんどい」が重なる方は、ここから見てください。

  • 向かない人:色を多く使いたい方。セットは8色と12色です。
  • わからない点:単色で買えるか、専用の削りが要るかは、公式ページに書かれていません。

こどもいろえんぴつ SE-23(くもん出版)

「太めの三角形」の軸で、指の力が弱い子でも握りやすいと説明されています。対象年齢は2〜4歳、セットは6色です。

注意点は削りです。ふつうの鉛筆より太いため、メーカーは専用の「こどもえんぴつけずり」を使うよう書いています。専用の削りには大小2つの穴があり、ふつうの鉛筆も削れます。

  • 向かない人:色を使い分けたい方。6色しかありません。
  • 長さ:12cmです。大人の手で持ってみて、短すぎないか確かめてから買い足すと失敗が少なくなります。
  • わからない点:芯の硬さは公式ページに書かれていません。

削るのがしんどいなら、全芯のクーピーか紙巻きのポンキー

ふつうの色鉛筆は、木の軸の中に細い芯が入っています。芯が折れるたびに、木ごと削り直す手間がかかります。この手間を減らす作りが2つあります。

クーピーペンシル:軸ぜんぶが芯で、消しゴムで消せる

サクラクレパスは、軸全体を芯にしたことで折れにくく、広い面も塗れると説明しています。消しゴムで消せるので、はみ出しを気にして手が止まる方にも合います。

単色は、公式のオンラインショップで21色分を1本から買えます。よく使う色だけ減っていく塗り絵では、ここが助かります。12色の缶入りには、削り器と消しゴムが付いています。

クーピーと色鉛筆の違いは、クーピーと色鉛筆どっち?大人・高齢者の塗り絵で比べるにくわしく書きました。

ポンキーペンシル:芯を紙で巻いて、折れにくくした作り

三菱鉛筆は、芯に紙ロール加工の「丈夫巻」をほどこし、筆圧が強くても折れにくくしたと説明しています。力が入りすぎて芯を折ってしまう方に向く作りです。

ケースには削り器が付いていて、紙の軸ごと削れるとされています。色画用紙や折り紙にも、はっきり色が出るとメーカーは書いています。

  • 向かない人:つまむ力そのものが弱い方。軸の太さは公式に書かれておらず、太軸とはいえません。
  • 色数:セットは12色です。単色も売られています。
ふつうの色鉛筆は木の軸の中に細い芯、全芯は軸ぜんぶが芯、紙巻きは芯のまわりに紙を巻いた作りであることを、横から見た先と断面で並べた図
色鉛筆の作りの違い。ふつうは木の軸+細い芯、全芯は軸ぜんぶが芯、紙巻きは芯に紙を巻いた作り

色を多く使いたいなら、24色以上の標準の軸(トンボ 色鉛筆NQ)

握る力に困っておらず、季節の花などを色を変えて塗りたい方は、ふつうの太さの色鉛筆で足ります。運営者が家庭で主に使ってきたのも、トンボの色鉛筆です。

トンボの色鉛筆NQは全36色で、セットは12色・24色・36色があります。軸は丸軸です。単色は1色ずつ12本入りで売られているため、1本だけの補充には向きません。

公式の通販で1本から買えるメーカーと、色番号の調べ方は、色鉛筆のバラ売り(1本売り)はどこで買える?にまとめました。

  • 向かない人:細い軸がつまみにくい方。丸軸は、六角や三角の軸より机の上で転がりやすい形です。

見えにくい方は、色数を絞って大きい絵を選ぶ

老眼などで細かい所が見えにくい方は、色鉛筆より先に「絵」と「並べ方」を見直すと楽になります。どれも、道具を買わずにできることです。

見えにくい方のための4つの工夫
  1. 出す色を12色前後に絞る。似た色が並ぶと、選ぶだけで疲れてしまいます。使う色だけ机に出してください。
  2. 似た色を離して置く。黄と黄緑、青と水色などは、隣に置かないだけで取り違えが減ります。
  3. 線が太く、塗る面が大きい絵を選ぶ。当サイトの高齢者向けの塗り絵は、線を太めにしています。
  4. 明るい場所で塗る。手元が暗いと、色の差がさらにわかりにくくなります。

色名がわかる表示があると、見分けの助けになります。トンボの「ippo! ソフトケース入色鉛筆」は、色名に英語を併記していると公式に書かれています。ほかの商品の色名の表示は、この記事では確かめていません。

「芯が柔らかい」はメーカーの表示で確かめる

柔らかい芯は、軽い力でも色が乗りやすいと言われます。ただ、芯の硬さを公式ページで数字や言葉で示している色鉛筆は多くありません。

今回調べた中で「やわらかい芯」と明記していたのは、トンボの「ippo! ソフトケース入色鉛筆」です。「やわらかくひと塗りで高発色のソフトタッチ芯」と書かれ、軸は転がりにくい六角軸です。

表の5商品は、どれも公式ページに芯の硬さの記載がありませんでした。お店で試し書きができるなら、塗り絵に使う紙で軽く塗ってみるのが確実です。

高齢の方の色鉛筆でよくある質問

太い色鉛筆は、ふつうの鉛筆削りで削れますか?
商品によります。くもんのこどもいろえんぴつは、専用の「こどもえんぴつけずり」を使うようメーカーが書いています。クーピーには、径に合わせた専用の「クーピー削り」があります。買う前に、削りが付いているか、別に要るかを確かめてください。
子ども向けの色鉛筆を、大人が使ってもいいですか?
対象年齢は子ども向けに書かれていますが、大人が使えないという表示は見当たりませんでした。太い軸や全芯は、筆圧が弱い人向けの工夫なので、高齢の方にも合う場合があります。色数が少ない、長さが短いといった点は、表で確かめてください。
何色あればいいですか?
運営者の考えでは、まずは12色前後で十分です。色が多いと、選ぶだけで疲れる方もいます。慣れて「この色がほしい」と言われたら、単色で買い足すか、24色に増やしてください。
塗り絵や色鉛筆で、認知症の予防になりますか?
この記事を書くにあたって、塗り絵で認知症を予防できるという確かな根拠は見つけられませんでした。手を動かす時間や、会話のきっかけとして楽しめる人もいる、という使い方で考えてください。嫌がるときは無理にすすめないでください。
塗っていると手が痛くなるようです
まずは休んでください。強く押さなくても色が出る道具に替えると、力を入れる場面は減ります。痛みやしびれが続くときは、医療機関やリハビリの専門職に相談してください。
次にすること

色鉛筆が決まったら、高齢者向けの無料の塗り絵から、塗る面が大きい1枚を印刷してみてください。