5月といえば?イラストや塗り絵で楽しむ行事・風物詩・記念日【完全保存版】

新緑が眩しい5月。「皐月(さつき)」とも呼ばれるこの季節は、鯉のぼりが空を泳ぎ、カーネーションが街を彩り、生命力に満ちた時期です。


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カレンダー製作やお便りの挿絵、高齢者施設でのレクリエーション素材として、5月を象徴するイラストや塗り絵のモチーフを整理しました。単なる紹介に留まらず、それぞれのモチーフが持つ意味や、色使いのヒントまで解説します。
- 5月の行事・花・食べ物・記念日のリスト
- こどもの日や母の日など、5月らしいイラストを塗る時のポイント
- 鯉のぼりやカーネーションなどの豆知識
- 高齢者施設でのレクリエーション活用アイデア
5月といえばこれ!行事・風物詩・モチーフ一覧
イラストや塗り絵のテーマとして使いやすい、5月の代表的なキーワードです。
行事・イベント

こどもの日・端午の節句(5月5日)
鯉のぼり、兜(かぶと)、金太郎、柏餅(かしわもち)。男の子の健やかな成長を願う、5月の最も象徴的な行事です。
イラストを描く際のポイント
鯉のぼりはウロコの一枚一枚に濃淡をつけると迫力が出ます。黒い真鯉、赤い緋鯉、青い子鯉の色分けを意識し、風になびく動きを尾びれのカーブで表現しましょう。
鯉のぼりの起源は、中国の「登竜門」の伝説にあります。黄河の急流を登りきった鯉が龍になるという故事から、子どもの立身出世を願って飾られるようになりました。江戸時代に庶民の間で広まった風習で、武家の「のぼり旗」に対抗して町人が考案したとされています。

母の日(5月第2日曜日)
カーネーションを贈って、お母さんへの感謝を伝える日。赤やピンクの花が街を彩ります。
イラストを描く際のポイント
カーネーションの花びらは縁がギザギザしているのが特徴です。中心から外側に向かって花びらを重ねるように描き、赤やピンクの濃淡で奥行きを出すと華やかに仕上がります。
母の日にカーネーションを贈る風習は、アメリカのアンナ・ジャービスが亡き母を偲んで白いカーネーションを教会に飾ったことが始まりです。日本には大正時代に伝わり、現在では赤いカーネーションが定番ですが、最近はオレンジや紫など多彩な色が人気です。

潮干狩り
ゴールデンウィークの定番レジャー。大潮の引き潮に合わせて、アサリやハマグリを採る春の風物詩です。
イラストを描く際のポイント
砂浜の色はベージュや薄茶を使い、水際は水色のグラデーションで潮の満ち引きを表現します。貝殻の模様を一つひとつ丁寧に描くと、見ごたえのある仕上がりになります。
潮干狩りが5月に盛んなのは、春の大潮で干潮時の潮位が最も下がるためです。アサリは砂の中で水管を伸ばして呼吸しており、砂面に2つ並んだ小さな穴が目印。昭和の時代には家族総出で出かける「春の行楽」の定番でした。

ピクニック・ゴールデンウィーク
新緑の中でお弁当を広げる、5月ならではの過ごし方。爽やかな風が吹く行楽シーズンです。
イラストを描く際のポイント
お弁当の中身(おにぎり、卵焼き、唐揚げなど)は、それぞれの色をはっきり塗り分けると彩り豊かに仕上がります。レジャーシートのチェック柄も丁寧に塗ると楽しい雰囲気が出ます。
「ゴールデンウィーク」の名前は、1951年に映画会社の大映が「多くの人に映画を見てもらおう」と宣伝のために名付けたのが始まりとされています。当初は映画業界の用語でしたが、やがて一般に定着しました。

金太郎
端午の節句に飾られる、力強さの象徴。クマと相撲をとる姿がおなじみです。
イラストを描く際のポイント
金太郎の前掛けは赤色、肌は健康的な小麦色で塗ると元気な印象に。まさかり(斧)の金属部分にハイライトを入れると質感が出ます。
金太郎のモデルは、平安時代の武将・坂田金時(さかたのきんとき)とされています。足柄山で育ち、クマと相撲を取るほど力持ちだった金太郎は、やがて源頼光の四天王の一人として大江山の酒呑童子退治で活躍したと伝えられています。
花・植物

5月の人気の花
カーネーション・バラ・牡丹・藤・スズラン・ツツジ・花菖蒲・ハナミズキなど、5月は花の種類がとても豊富です。

カーネーション
母の日の象徴。フリルのような花びらが幾重にも重なる華やかな花です。
イラストを描く際のポイント
花びらの縁のギザギザを細かく描くのがカーネーションらしさのポイント。中心部を濃く、外側を薄く塗ると立体的に見えます。茎と葉は青みのある緑色で塗りましょう。
カーネーションの花言葉は色によって異なります。赤は「母への愛」、ピンクは「感謝」、白は「純粋な愛」。実は黄色には「軽蔑」という花言葉があるため、母の日には避けたほうがよいとされています。

薔薇(バラ)
5月は「バラの季節」。公園やガーデンが一年で最も華やかになる時期です。
イラストを描く際のポイント
バラの花びらは中心が渦を巻くように重なっています。外側の花びらから内側に向かって濃い色で塗り重ねると、巻き込むような立体感が生まれます。トゲのある茎も忘れずに。
バラは約5,000年前の古代ペルシャで栽培が始まったとされ、クレオパトラもバラの花びらを敷き詰めた部屋でローマの将軍を迎えたという逸話があります。日本でも明治時代以降に洋バラの栽培が広まり、現在は世界に約4万品種以上が存在します。

牡丹(ボタン)
「百花の王」と称される、5月を代表する豪華絢爛な花です。
イラストを描く際のポイント
花びらが大きく波打つように広がるのが牡丹の特徴。赤・ピンク・白など、花びら一枚ごとに微妙な色の違いを出すと、豪華な雰囲気が表現できます。
牡丹は中国から奈良時代に日本に渡来しました。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美人を表す言葉にも登場します。実は芍薬(シャクヤク)は草本で、牡丹は木本という違いがあります。

鈴蘭(スズラン)
5月1日はフランスで「スズランの日」。小さな鈴のような白い花が愛らしい、初夏の花です。
イラストを描く際のポイント
鈴のように下を向いた小さな花を、茎に沿ってリズムよく並べて描きます。花は白のままか、ごく薄いクリーム色で。大きな葉は濃い緑で塗ると、白い花との対比が美しくなります。
フランスでは5月1日に「ミュゲ(スズラン)」を贈る習慣があり、この日だけは誰でも街角でスズランを売ることが許されています。花言葉は「再び幸せが訪れる」。可憐な見た目とは裏腹に、全草に毒があるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭では注意が必要です。

躑躅(ツツジ)
公園や道路沿いに生垣として植えられ、春から初夏にかけて街を赤やピンクに染める花です。
イラストを描く際のポイント
5枚の花びらがラッパ状に開く形を意識して描きます。赤、ピンク、白、紫とカラフルに塗り分けると華やかです。おしべの先を点で描くのがポイント。
ツツジは日本全国に自生する身近な花で、多くの市区町村の「市の花」に選ばれています。ちなみに「サツキ」もツツジの仲間で、開花がやや遅い(5月下旬〜6月)のが違いです。皐月(さつき)の名前の由来にもなっています。

花菖蒲(ハナショウブ)
端午の節句に「菖蒲湯」として使われる菖蒲とは別の植物で、紫や白の美しい花を咲かせます。
イラストを描く際のポイント
大きく垂れ下がる外花被(そとかひ)と、上に立つ内花被(うちかひ)の区別をはっきり描きます。紫を基調に、花の中心に黄色のアクセントを入れると華やかです。
「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」という慣用句は、どちらも美しくて見分けがつかないことの例え。見分け方は、花弁の根元に黄色い模様があるのがハナショウブ、白い筋がアヤメ、網目模様がないのがカキツバタです。

花水木(ハナミズキ)
街路樹として親しまれ、白やピンクの花が新緑の中に映える、北米原産の花木です。
イラストを描く際のポイント
花びらに見える部分は実は「苞(ほう)」で、先端にくぼみがあるのが特徴です。白やピンクを淡く塗り、中心の黄緑色の小花をアクセントにすると繊細な美しさが出ます。
ハナミズキは1912年に東京市長がワシントンに桜を贈った返礼として、1915年にアメリカから届いた「日米友好の木」です。正式名称は「アメリカヤマボウシ」。秋には赤い実がなり、紅葉も楽しめる四季を通じて美しい木です。

芝桜(シバザクラ)
地面を覆うように一面に咲くピンクの絨毯。富士芝桜まつりなど、各地の名所が有名です。
イラストを描く際のポイント
小さな花が密集して「面」を作る様子を表現します。ピンク・白・紫の花を混ぜて塗り、遠景に富士山を配置すると壮大な景色が生まれます。
食べ物

たけのこ
春の味覚の代表格。地面から力強く顔を出す姿は、生命力の象徴です。
イラストを描く際のポイント
皮の重なりを丁寧に描き、産毛のような質感を細かい斜線で入れるとリアルになります。薄茶から濃い茶色へのグラデーションで皮の層を表現しましょう。
たけのこは成長が非常に早く、1日で1メートル以上伸びることもあります。「竹」の漢字の中に「旬」が入って「筍」と書くように、地面から出てわずか10日ほどが食べごろの、まさに「旬」の象徴です。
生き物・その他

鯉(コイ)
端午の節句で「鯉のぼり」のモチーフとなる出世魚。池や川で優雅に泳ぐ姿も人気です。
イラストを描く際のポイント
ウロコの一枚一枚を半円状に描き重ね、光が当たる部分を白く残すと立体的に。錦鯉の場合は赤・白・黒の模様をはっきり塗り分けると美しく仕上がります。
鯉は環境への適応力が非常に高く、淡水魚の中では最も長寿な魚の一つです。岐阜県の「花園」という名の鯉は、ウロコの年輪調査で推定226歳という記録が残っています。日本の錦鯉は「泳ぐ宝石」と呼ばれ、海外でも「Nishikigoi」として高い人気を誇ります。
5月の塗り絵・イラストを美しく仕上げるテクニック
塗り絵の完成度を高め、季節感を演出するための具体的なポイントを3つ紹介します。
1. 新緑の色の使い分け
- 若葉の色分け 明るい黄緑(若草色)を光が当たる部分に、深い緑を影の部分に使い分けることで、生き生きとした新緑の表情が生まれます。
- 背景の工夫 空は水色だけでなく、雲の白を残すことで5月らしい爽やかさが演出できます。
2. 花の立体感の出し方
- 陰影の表現 花びらが重なる部分は濃い色を、光が当たる外側は薄い色を使います。同系色の濃淡だけで驚くほど立体的に仕上がります。
- ハイライト 花びらの先端や中心部を白く塗り残すと、光が反射しているような質感が生まれます。
3. 鯉のぼりのダイナミックな表現
- 色の配置 上から黒(真鯉)・赤(緋鯉)・青(子鯉)の順が伝統的。ウロコは弧を描くように一列ずつ色の濃淡を変えると鮮やかになります。
- 風の表現 尾びれを大きくはためかせ、吹き流しに動きをつけると、5月の風が感じられる一枚になります。
高齢者施設でのレクリエーション活用アイデア
塗り絵を単なる作業にせず、コミュニケーションや脳トレの道具として活用する方法です。
こどもの日の思い出(回想療法)
「お家に鯉のぼりは飾っていましたか?」「柏餅とちまき、どちらが好きでしたか?」など、端午の節句の記憶を辿りながら塗り絵を進めます。男の子のお孫さんがいる方には「初節句はどんなお祝いをしましたか?」と問いかけると、話が広がります。
母の日・花の話題(会話の促進)
カーネーションやバラの塗り絵をしながら「お花を育てたことはありますか?」「庭にはどんな花が咲いていましたか?」と声かけすることで、園芸や季節の花にまつわる豊かな会話が生まれます。花の色選びは、好みを表現する楽しさがあり、自然と会話が弾みます。
まとめ:5月のモチーフで爽やかな初夏を楽しもう
5月は「皐月(さつき)」の名にふさわしく、新緑と花が競い合うように輝く季節です。この記事でご紹介したモチーフを改めて整理します。
5月の代表的なモチーフ
・行事:こどもの日(端午の節句)、母の日、潮干狩り、ゴールデンウィーク
・花・植物:カーネーション、バラ、牡丹、スズラン、ツツジ、花菖蒲、ハナミズキ、芝桜
・旬の味覚:たけのこ
・生き物・その他:鯉、金太郎、鯉のぼり
イラストを描いたり塗り絵を楽しんだりする際は、新緑の黄緑色を基調に、花々の鮮やかな色を配置すると、5月らしい生命力あふれる作品に仕上がります。
また、これらのモチーフは高齢者施設でのレクリエーションや、ご家族での会話のきっかけにも最適です。「子どもの頃の端午の節句はどんなでしたか?」「お母さんに何を贈りましたか?」といった思い出話(回想法)に花を咲かせることで、脳の活性化やコミュニケーションに繋がります。





















